はつねの日記

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Meta Quest 3実機が来たのでアプリを実機実行してみる

前回:
hatsune.hatenablog.jp

前回は、Meta Quest 3開発用にUnity環境の準備を整えました。
今回は、Meta Quest 3実機が来たので、前回の最後に作ったアプリを実機で動かすまでをみていきます。

開発者モードの有効化

Meta Quest 3へアプリをデプロイするには、Meta Quest 3を開発者モードにする必要があります。
そのためには次の2つのステップが必要です。

  • Meta Quest for Developers で 新しい組織を登録
  • MetaQuestアプリで開発者モードを有効

Meta Quest for Developers で 新しい組織を登録

https://developer.oculus.com/manage/organizations/
まず、「Meta Quest for Developers」のサイトで新しい組織を登録します。
このとき、Meta Quest 3でログインしているものと同じアカウントと認証方法でログインするのが重要です。
私は、Facebookで使っているメールアドレスとFaceBook認証でログインしました。

MetaQuestアプリで開発者モードを有効

スマホのMetaQuestアプリでMeta Quest 3を開発者モードにします。
左下のメニューからメニュー画面に移り、[デバイス]アイコンをクリックします。

[ヘッドセットの設定]をクリックし、一覧表示から[開発者モード]をクリックします。


[開発者設定]画面で開発者モードをONにします。

PCとMeta Quest 3をUSBで接続

開発者モードに移行出来たら、PCとMeta Quest 3をUSBケーブルで接続します。
ここで初回は30秒~1分くらい待つのですが、Meta Quest 3側に「USBデバッグを有効」にするかどうかのダイアログがでますので、[許可する]ボタンをクリックします。

Unityからアプリをデプロイして実機実行する

実機側の準備ができたのでUnityを起動して、前回作成したMetaHelloWorldのプロジェクトを開きます。

Meta Quest 3実機をデプロイ先に指定する

[ファイル]-[Build Settings]メニューで設定画面を開いて、[Run Device]から「Meta Quest 3」を選択します。

Meta Quest 3にアプリをデプロイして実行

[Build and Run]ボタンをクリックすると、apkファイル名を指定する画面が表示されるのでプロジェクト名と同じ「MetaHelloWorld」を指定します。

1回目のビルドは、思っている以上に時間がかかりますので、気長に待ちます。2回目のビルドからはかなり速くなります。

ビルドエラーがでずにビルドが成功すれば、自動的に実機にデプロイされて実機でアプリが起動します。

まとめ

次回は、ビデオシースルーを有効にして周りの風景がみえるMRアプリとして実行できるようにします。