直近のAEDを検索できる「AED検索」がv1.1.5になりました。
この版から画面ナビゲーションを大幅に見直しました。
従来は、Hub-Section-Detailの極めてWindowsストアアプリの基本的ナビゲーションに近い構成をとっていましたが、v1.1.5では位置情報の取得が許可されている場合(もちろん位置情報がとれた場合ですが)、起動直後に現在位置から最寄りのAEDを検索し、そのAEDまでのルート表示した状態で初期表示が行われるようにいたしました。
そのため、従来よりも心停止した方を目撃した場合により短時間で近くのAEDへのルートが分かるようになりました。
第2の変更点ですが、縦表示への対応を本格的に開始しました。これは、de:codeで配布された東芝8インチタブレットなど、小型Windows 8.1タブレットでの利用を想定しての改良になります。地図がダーンと表示されて小型液晶でもみやすくなったと思います。
ご協力のお願い
AED検索は直近AEDの検索に、Microsoft Azure上でSQL Serverにデータを格納することで初期ローディングなしにピンポイントでのAED情報取得を実現しております。
そのため、各自治体で公開されているAED情報などを格納する必要があるのですが、オープンデータシティである鯖江市など一部の自治体を除いてはPDFが自治体サイトで公開されているのみで位置情報すらもない状況です。
そこで皆さんにお願いしたいのは、お住いの自治体のAED情報をExcelファイルもしくはCSVファイルとしてご提供していただけないかということになります。頂いたデータを初期データとして登録することで、このアプリが皆さんのお住いの地域でお役に立つことができると考えています。
必ず必要な情報
LocationName NVARCHAR(MAX), -- 名称
Perfecture NVARCHAR(MAX), -- 都道府県
City NVARCHAR(MAX), -- 市区町村
AddressArea NVARCHAR(MAX), -- 町名以降
FacilityPlace NVARCHAR(MAX), -- 設置場所(※受付横とか)
ScheduleDayType NVARCHAR(MAX), -- 利用可能時間(24時間利用可能、06:00~21:00など)
ScheduleDayStartTime TIME(0), -- 開始時間
ScheduleDayEndTime TIME(0), -- 終了時間
FacilityNote NVARCHAR(MAX), -- 補足
Source NVARCHAR(MAX), -- 情報源(URLなど)
あるとうれしい情報
-- 緯度経度座標系_緯度
-- 緯度経度座標系_経度
あれ?緯度経度必須じゃないの?と思われるかもしれませんが、前述のように自治体掲載情報には緯度経度のGPS情報が載っていないケースが多いのです。なので、あるともちろんうれしいのですが、なければ住所から緯度経度を求めてだいたいの位置を登録してから、あとで微調整できるような構想を持っています。
近い将来(数か月程度)
AED検索が利用しているクラウド上のデータについては、準備が整い次第、『REST/JSON形式で無料公開』します。
これにより、たとえば、自治体からいただいたAED情報は、その自治体サイトでPDFよりも使いやすい形で表示提供できるようになると考えます。
REST/JSONのままでよろしければ、該当する自治体背引用の検索URLをご提供します。REST/JSONであれば自治体サイトを構築している技術者の方が一覧表や地図に加工することも容易であると考えています。
集めていただいたデータはこのような形で還元したいと思っていますので、ぜひ、ご協力、そして自治体担当の方に届くようにシェアをお願いします。
その次の近い将来(半年くらいを目途)
登録されたAED情報を時間とともに古くなります。そこで、オンラインでのAED情報の投稿や情報アップデートができる仕組みを設計中です。
雑記
Microsoft Azureのランニングコストは、Microsoft MVP特典のMSDN無償枠を活用させていただいております。これが維持できるように、様々な情報発信をこれまで以上に自然体で進めていきたいと思います。
平日夜の勉強会での登壇、書籍の執筆などのご依頼も大歓迎ですのでよろしくお願いします。