ライフハッカー日本語版に「子どもに使ってはいけない10の言葉(と代わりに使うべき言葉)」という記事があります。
http://news.livedoor.com/article/detail/7631454/
この原文は英語でライフハッカーに掲載されている「5 Things To Stop Saying to Your Kids and What to Say Instead」です。
え?…………10じゃなくて「5 Thing」?
ということで比較してみました。
日本語版 | 原文 |
1.「よくできたね!」 | 1 “Good Job!” |
2.「いい子ね!」 | 2 “Good boy (or girl)!” |
3.「絵が上手ね!」 | 3 “What a beautiful picture!” |
4.「いい加減に止めないと、○○だよ!」 | 4 “Stop it right now, or else!” |
5.「もし〇〇したら、〇〇をあげるよ」 | 5 “If you _____ then I’ll give you _____” |
6.「お利口さんね!」 | |
7.「泣かないで」 | |
8.「○○するって約束してあげる」 | |
9.「たいしたことじゃないでしょ!」 | |
10.「何でそんなことをしたの?」 |
なぜ後半の5個が原文にないの?というのはカラクリがあって、日本語訳の原文とされている記事には続き「5 Things to Stop Saying to Your Kids and What to Say Instead, Part 2」があるんです。
そちらには
- You’re so smart–
- Don’t cry-
- I promise-
- It’s no big deal-
- Why did you do that?
の後半5つがあります。
2つを1つにして10個一気掲載とみてもいいのかもしれませんが、やはり前半5つと後半5つではニュアンスがちょっと違うと思うのです。
多分ですが原文作成した人はまず5つを厳選したと思うのです、そのため前半の5つには比較的容易にできる言い換えが用意されていますしシチュエーション的にも親御さんが治しやすい5つが網羅されています(4番目の脅迫しないってのは例外かな)。
1.「よくできたね!」 → 「頑張ったんだね!」
2.「いい子ね!」 → 「お手伝いしてくれるから、とってもうれしいな」
3.「絵が上手ね!」 → 「何を描いたか教えてくれる?」
4.「いい加減に止めないと、○○だよ!」
5.「もし○○したら、○○をあげるよ」
→ 「まえに、片づけのお手伝いをしてくれて、
あの時はとっても助かったのよ。ありがとう!」
一方、後半の(原文では数週間後に掲載された次の5つ)は、親御さんがある程度感情的になっているときに発せられる言葉になっているように思うのです。
このようにニュアンスというか発せられるタイミングがことなるものをいっしょくたに10個に固めてしまうのはちょっと乱暴なんじゃないかと思うわけです。