Fujitsu Research PortalでWebアプリやAPIを試すには簡単な登録が必要です。
登録には過去記事が参考になりますので、まだ、登録がお済ではない場合は、下記の記事を先にお読みいただけると幸いです。
hatsune.hatenablog.jp
手のひら静脈認証(カメラ生体認証)AI [WebApp]
富士通の手のひら静脈認証は、ノートPCや銀行ATM、入退出ゲート認証などに使われています。
これまでの手のひら静脈認証⇒手のひらをタッチさせるような感覚で認証できる世界最小・最薄の非接触型静脈センサーを実用化 : 富士通フロンテック
発表当時は専用のセンサーデバイスが必要でしたが、Fujitsu Research Portalで公開されている最新の技術では、ウェブカメラやスマートフォンなどの一般的なカメラで手のひら静脈認証を実現しています。
APIも公開されていますが、同時に公開されているWebアプリでどんな感じの技術か試してみます。
documents.research.global.fujitsu.com
特徴的な機能
スマホやPCのカメラを利用して、静脈情報の登録と、登録した本人を照合する1対1認証を試行することができます。
この技術が実装されたスマホやPCを使うときは、カメラに手をかざすだけでログインができるようになるわけです。指紋のようにスライドする必要もないし、顔認証のようにマスクや眼鏡、顔の向きなど(そもそもカメラの前に顔を持っていくために体全体を移動させる必要もない)を調整する必要もありません。
早速使ってみよう
Fujitsu Reseach Portalにログインした状態で「カメラ生体認証」に移動すると、ページの下の方に「Webアプリはこちら」「技術のお試しはこちら」というボタンがあるので、一番下までページをスクロールして「Webアプリはこちら」ボタンをクリックしましょう。
「Webアプリはこちら」ボタンを押すと次のような画面が表示されます。
アプリを試す
利用規約に同意すると「技術を試す」という表記が「アプリを試す」に変わります。
カメラの許可
「アプリを試す」をクリックすると、カメラの利用許可が表示されるときがあるので、「許可」します。
メニュー
カメラを許可して画面にカメラ映像がリアルタイム表示されるのを確認したら、ページ下の「メニュー」ボタンをクリックしてみましょう。
使い方は簡単です。
- 登録:手のひらの登録
- 照合:登録した手のひらとの照合
- 削除:登録した手のひらの削除
カメラ生体認証AIを試そう(登録)
メニューの「登録」ボタンをクリックするとカメラ映像が表示されて、映像が「手のひら」かをリアルタイム判断して、手の位置や距離(大きさ)を指示してくれます。
画面に表示されているガイダンスに基づいて手の位置を調整して丁度良い位置になれば勝手に登録プロセスに移って「OK」と表示されます。
なお、登録は複数回可能ですので、両手を登録することができます。
カメラ生体認証AIを試そう(照合)
メニューの「登録」ボタンをクリックしてカメラ映像がでたら、画面のガイダンスに基づいて手の位置を調整します。
手のひら以外が映っていると「指をまげずに手のひら全体を」とガイダンス表示されます。
ガイダンス通りに手をカメラの前にかざして、位置や距離を調整しましょう。
丁度良い位置になれば、体感1~2秒で即座に認証が行われます。
もちろん、他の人の手や同一人物でも登録していない側の手を照合すればNGとなります。
カメラ生体認証AIを試そう(削除)
試し終わったら、削除をクリックしてデータを削除しましょう。