はつねの日記

Kinect, Windows 10 UWP, Windows Azure, IoT, 電子工作

MAVIC AIRにも使えるDJI SDKを入手しよう

SDKの入手

現在のSDKはいろいろな種類がでていますが、MAVIC AIRで使うのであればMobile SDKに注目です。

https://github.com/dji-sdk/Mobile-SDK-Android

https://github.com/dji-sdk/Mobile-SDK-iOS

SDK自体はどこにあるかといえば、Mobile-SDK-Android-master\Sample Code\gradle\wrapper\gradle-wrapper.jarがSDKになります。

Xamarin.AndroidSDKを利用する

jarファイルをXamarinから呼び出すためには、バインディングライブラリを作成してjarファイルをまるっとXamarinのクラスライブラリでラッピングしてあげる必要があります。

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jarファイルの追加

プロジェクトが生成できたら、Jarsフォルダを右クリックして[追加]-[既存の項目]メニューを選択します。

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ダイアログが開いたらgradle-wrapper.jarを指定して、Jarsフォルダにgradle-wrapper.jarを追加します。

jarファイルのプロパティ指定

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jarファイルに対するビルドアクションとして「EmbeddedJar」をしてしてdllにjarファイルを埋め込むようにします。

バインディングライブラリのビルドエラー対策

この状態でバインディングライブラリをビルドしてあげてエラーなくビルドできれば、バインディングライブラリのdllが完成します。

しかしながら、ここでエラーが出ないもののほうが少なく、gradle-wrapper.jarも当然のようにビルドエラーが発生します。

ビルドエラーは3件、すべてCS0535「〇〇はインターフェイスメンバー△△△を実装しません」です。

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解決方法はいくつかありますが、今回出ているエラーは、「AbstractCommandLineConverter」、「AbstractCommandLineConverterInvoke」、「DownLoad」なので、主要な部分ではなさそうで使わないでもアプリ作れそうですから、とりあえずはなかったことにしてしまって、後日、必要だったらまた考えることにしたいと思います。

そのためには、Metadata.xmlに次の定義を入れておきます。

<remove-node path="/api/package[@name='org.gradle.wrapper']/class[@name='Download']" />
<remove-node path="/api/package[@name='org.gradle.cli']/class[@name='AbstractCommandLineConverter']" />

 

次回に続きます。