一般の方にはもしかしたらなじみがなく、また、仕事道具を動かすプラットフォームとしてWindowsを使っている人にも縁がないものに、Insider Previewがあります。
あくまでも「いまつくっている最中のバージョンを様々な環境でまずはつかってもらおう」というものです。
一般公開前ですから品質的に問題があったり致命的なバグがあったりも覚悟しつつ、アプリ開発していたり、OSそのものの新しい機能をいち早くためしたいという人がちょっとだけ未来に一般公開されるバージョンを試せるものということです。
Insider Previewのリリース間隔がみじかくなってくると、秋に公開されるというFall Creators updateもそろそろなの?みたいな感覚が味わえるのもいい点ですね。
もちろん、品質や日本語訳の変な点をどんどんフィードバックするのもInsider Preview参加者の役目の1つだったりします。
16294でなにがかわったかといえば以下のような点。変わったというよりもほぼバグフィックス。
- Surface Pro 3でOSが起動できないバグの修正
- オランダ版であったOneDriveからのダウンロード通知でクラッシュループが発生する問題の修正
- expand.exeがファイル名に日本語が含まれているときに展開できない問題の修正
- 0x800B010Cが発生する問題の修正
- insider build 16291をインストールしようとすると0x80070057か0x8007071が発生する問題の解決
これをみて思うのは新機能の追加というよりも特定条件下で発生する問題の解決が多く、チューニングと汎用化の最終的な匙加減にはいてきたのかなって点。
よく「これくらいのバグをみつけられずにだしてくるのか?」なんて感想がブログで見受けられるけど、これ、なかなか面倒ですよね。対象ハードを絞れるといいだろうけれど。
あと、どうしてInsider Previewなのに「マイクロソフトも」みたいな感じで人格攻撃しちゃう人がいるのかはいつも不思議だったりします。問題点をかばう必要はないけど。きっと身近な人が失敗すると「だからお前はダメなんだ!」みたいな怒り方をしてそうですよね。