ソースコードを公開せずに多人数でHoloLensアプリを作るときは、「Visual Studio Team Services」などで非公開でやっていくとよいと感じです。
ちょっとしたサンプルコードならば、gistなどもいいでしょう。
サンプルプロジェクトを公開するならgithubがやっぱり一番よさそうです。
HoloLensアプリを公開するときはUnityプロジェクトとUWPプロジェクトでそれぞれ別の.gitignoreファイルを置けると便利です。
そこで次のようなフォルダ構造を作成し、UnityプロジェクトフォルダとVisualStudioソリューションフォルダにそれぞれに適した.gitignoreファイルを置きましょう。
[アプリ名フォルダ]
+[Unityプロジェクトフォルダ]
+assets
|unityファイル
+UWP
|VisualStudioソリューションファイル
+[プロジェクトフォルダ]
このフォルダの作り方やその他の詳細はHoloLensアプリ作成時の共通作業(2017年9月編)を参照してください。
github上にサンプルプロジェクトのリポジトリを作成
新規にリポジトリを作るときに下の方に[.gitignore]ドロップダウンリストがあるので、そこで「Unity」を選択して「アプリ名フォルダ」と同じ名前でリポジトリを作成します。
Unityを指定したときの.gitignoreファイルの内容は次のようになります。
--
/[Ll]ibrary/
/[Tt]emp/
/[Oo]bj/
/[Bb]uild/
/[Bb]uilds/
/Assets/AssetStoreTools*
# Visual Studio 2015 cache directory
/.vs/
# Autogenerated VS/MD/Consulo solution and project files
ExportedObj/
.consulo/
*.csproj
*.unityproj
*.sln
*.suo
*.tmp
*.user
*.userprefs
*.pidb
*.booproj
*.svd
*.pdb
# Unity3D generated meta files
*.pidb.meta
# Unity3D Generated File On Crash Reports
sysinfo.txt
# Builds
*.apk
*.unitypackage
--
リポジトリをローカルにクローンする
リポジトリができたならば、ローカル(自分のPC)にリポジトリをクローンします。
このとき、すでにサンプルプロジェクトを作ってしまっていたならば、作成済のサンプルプロジェクトのアプリ名フォルダをリネームしておきます。そして、その場所を指定してクローンします。
ローカルドライブにフォルダが作成できならば、このフォルダを「アプリ名フォルダ」としてHoloLensアプリのプロジェクトを作成します。
あらかじめ作成してありリネームしてあるならば、そのフォルダの中身を移動してきます。
クローン下フォルダに移動するだけでローカル側の変更として検知されます。ここで、.gitignoreファイルをUnityプロジェクトフォルダに移動します。
今回はUWP側はUnityから自動生成すればいいのでUWPフォルダを丸ごと削除します。
UWP側でも独自のコードを書いているのであれば、UWPファイルだには次のような.gitigoneファイルを配置します。
--
#ignore thumbnails created by windows
Thumbs.db
#Ignore files build by Visual Studio
*.obj
*.exe
*.pdb
*.user
*.aps
*.pch
*.vspscc
*_i.c
*_p.c
*.ncb
*.suo
*.tlb
*.tlh
*.bak
*.cache
*.ilk
*.log
*.dll
*.lib
*.sbr
*.msi
*.appx
obj/
bin/
TestResults/
AppPackages/
BundleArtifacts/
packages/
UpgradeLog*.*
--
コミットしてプッシュする
公開するコードがすべて格納出来たら、コミットを行い、プッシュします。
github上のUnityプロジェクトフォルダを見てみる次のようになります。
これでコードを公開できました。