Windows 10新規インストール、Visual Studio 2015のみインストールという状態で.NET Micro Framework v4.3を導入した時のハマリポイントをご紹介します。
.NET Micro Framework導入
.NET Micro FrameworkはCodePlexから導入します。
2015/08/22現在ダウンロードできるのは、netmf-v4.3.2-SDK-QFE2-RTM.zip になります。このzipファイルを開くと以下のファイルが現れます。
- MicroFrameworkSDK.msi
- netmfvs14.vsix
次に、.NET Gadgeteerを導入します。
最後に、Netduino SDKを導入しましょう。こちらはNetduinoのサイトからダウンロードになります。Netduino SDKとNetduinoのファームウェアのバージョンは合わせるようにしましょう。
Netduino :: Netduino : Downloads
そもそもうごくの?
netmfvs14.vsixがVisual Studio 2015用ですので、そもそも動きます。
しかしハマリポイントもあるのです。
何が起こるの?
ビルドの際、MMP : error MMP0000: 0x80131700 というエラーが発生します。
これは.NET Micro Frameworkのツールが.NET Framework v3.5で作られているのが原因です。
どう解決するの?
対策は.NET Framework v3.5を入れるよりももっと簡単です。
http://netmf.codeplex.com/workitem/221からMetaDataProcessor.exe.configをダウンロードし、このファイル名で、以下のフォルダーに格納すれば解決します。
c:\Program Files(x86)\Microsoft .NET Micro Framework\v4.3\Tools
このconfigファイルには、startup要素が書かれておりv3.5を前提としたMetaDataProcessor.exeのランタイムとしてv4.0.30319を指定するようになっています。この指定により本来v3.5が必要なexeを.NET Framework v4.0上で動かしています。
そろそろマイクロソフトさんもMetaDataProcessor.exeをv4.0でリコンパイルしてくれていいじゃないでしょうか。