はつねの日記

Kinect, Windows 10 UWP, Windows Azure, IoT, 電子工作

最近のMSに対する的確な言葉。それは「真摯」だと思う。

開発者というか、モノを作る人というのは実に単純なのです。

人の喜ぶ顔が見たい。自分のプロダクトが誰かの役に立つのはうれしい。

 

だからこそ、なんかを解決するプロダクトを作るというのはワクワクするし、協力したくなる。

マイクロソフトの//build 2016のキーノートの最後で、視覚障碍者をサポートする技術がビデオ紹介された。

そのビデオが流れると、長丁場でちょっとだらけていた空気が一変した。

そこにあるのは、そういった技術にコミットしたマイクロソフトを称賛するだけなのではなく、そうだこれだよ!作りたかったものは!という開発者の気持ちの再確認だったに違いない。

 

及川さんはブログの中で「肉食系だったマイクロソフトが紳士になった」と書かれていた。

これは、及川さんが//build 2016会場で、MS CTOの榊原さんやMSエヴァのチャック井上さんと一緒に出演していたChannel 9日本向けLive放送でおっしゃっていた言葉だ。

偶然にもその場にいたので、生でその言葉を聞いたが、そこで浮かんだ漢字は「紳士」以上に「真摯」というワードでした。

それは、最近のマイクロソフトの動き、それも米国本社の動きをみていると、対決姿勢ではなくて「人の喜ぶ顔が見たい。自分のプロダクトが誰かの役に立つのはうれしい。」という視点にたって技術そのものに真摯に向き合っているように感じていたからかもしれない。

冒頭で書いたようにそれはまさに我々開発者の根っこにある気持ちであり、「さあ、一緒にやっていこうよ!」と開発者の方を抱き寄せ、敵ではなく未来に向かって歩き始めるような心地いい関係に他ならない。

 

 

UWP XAMLの新機能

//build 2016のXAMLセッションを聞いてきました。

そこで分かったのは、UWPのXAMLに夏のアップデートに向けていろいろ機能追加が行われるということ。

詳しくはchannel 9で公開されるセッション資料を見ていただきたいのですが大まかには次のような感じ。

  • システムカラーの指定が楽になるよ
  • Direct2Dを使ったコンポジションができるようになるよ
  • ButtonにAccessKeyが指定できるようになってキーボードから使いやすくできるよ
  • Framework Layer(Windows.UI.XAML) ? Visual Layer (Windows.UI.Compositon) ? Graphics Layer (Direct X Family) ってレイヤーになるよ
  • Bottoms-Up Lists ListViewできるようになるよ

22個の便利APIがマイクロソフトから公開されたよ!

image

https://www.microsoft.com/cognitive-services/en-us/sign-up

 

Cognitive Serviceって何かといえば、人間の言語で人と対話して意思決定のサポートをするようなサービス。

もっと簡単にいえば、ハッカソンとかで使えばいい感じのハックができるサービス。

つまりは、これを知っているかいないかでハッカソンで作れるアプリが雲泥の差になる可能性のあるAPI

今回公開されたのは次の22個。過去にFace APIとかSpeech APIとか公開はされていたけどどーんと22個。

  1. Computer Vision
  2. Emotion
  3. Face
  4. Video
  5. Speech ? Custom
  6. Speech Recognition
  7. Speaker Recognition
  8. Speech
  9. Bing Spell Check
  10. Language Understanding
  11. Linquistic Analysis
  12. Text Analutics
  13. WebLM
  14. Knowledge ? Academic
  15. Knowledge ? Entity Linking
  16. Knowledge Exploration
  17. Knowledge ? Recommendation
  18. Bing Web Search
  19. Bing Image Search
  20. Bing Video Serach
  21. Bing News Search
  22. Bing Autosuggest

さて、どれから試そうかな。

//build 2016のキーノートだとBing Image SearchとかBing Autosuggest、Speechとか使って視覚障碍者のサポートしてましたね。

スマホの画面をPCで表示する

Windows 10 Mobileには実行中の画面をPCに画面出力する機能が標準で備わっています。

まずPCにProject My Screenをインストールします。

https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=42536

 

インストールが完了してProject My Screenを起動したら、USB 3.0でPCとWindows 10 Mobileを接続します。

すると「画面出力を許可しますか?」

001

と表示がでるので「はい」をクリックします。

 

PC側にWindows 10 Mobileの画面が表示されます。

image

 

Project My Screenでの表示は次のようなキーで変更できます。

F1 Help表示
ESC 全画面表示からWindow表示へ
B 実画面のみ表示 on / off 切替
E Expandスクリーンモード on / off 切替
F 全画面表示 on / off 切替
R フレームレート表示
左横に強制的に回転
右横に強制的に回転
↑↓ 縦に強制的に回転
スペース 画面向きを実機に合わせる

 

Windows 10 Mobile側で何もしなくてもすぐに画面出力ができるので便利ですね。

Codezineにロケーション型ARアプリを簡単につくれるWikitudeの使い方が掲載されました。

codezine.jp

 

WikitudeはAndroidアプリ内のWebViewで動作します。

そのためセンサー系のプログラミングはJavaで、Wikitudeの内部処理など表示に関わる部分はHTML5/CSS/JavaScriptで作成することができます。

覚えるポイントはいくつあるのですがARアプリ作成の難易度は従来よりも格段に下がっています。

またポイント自体も、この記事の内容をStep By Stepで追っていけば理解できるような内容です。

評価版でも画面に「Wikitude」というウォーターマークが表示される以外は機能制限はありませんのでぜひ試してみてくれたら幸いです。

Meets IT and PUSH 2016 大阪を開催します

去年、札幌そして東京で開催した「Meets IT and PUSH」を3/26(土曜日)に大阪で開催します。

atnd.org

みなさんは胸骨圧迫やAED使用の経験はありますか?

 

AEDメーカーさんが講習会を開いていたり、防災訓練で体験するというチャンスはありますが、大多数の方は経験ないと思います。

 

Meets IT and PUSHでは、「PUSH」経験として胸骨圧迫とAEDを講義と実技で体験できます。

普段興味があってもだとか、体験か行きたいけれど平日はちょっと二の足を踏んでいた方だとか、ぜひ参加していただけたらと思います。

 

一方の「IT」は、AEDの位置を全国一律のAPIで取得できるAEDオープンデータプラットフォームの取り組みをご紹介します。

AEDオープンデータプラットフォームは、Azure Mobile AppsとSQL Databaseを使って実現しております。このあたりの仕組みの話、SQL DatabaseもS1じゃないと賄えないくらいのアクセス量があるのでそのあたりの話もできたらと考えています。

AEDという具体的な問題でITを考えてみるとIT苦手なのでって方もきっと理解が進むと思います。

 

また、JavaScriptを使って簡単にマップ上にAEDの位置を表示する方法についてもハンズオンで体験できます。PCをお持ちの方はぜひご持参頂き体験してみてください(タブレットでもたぶんできます)。