はつねの日記

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Xamarin 4.0 RC0のMac OS連携が素晴らしい

Xamarin 4.0 RC0が登場しました。現行のXamarin 3からのメジャーバージョンアップとなります。Microsoft製品のRC版と比べると品質的というか機能的な面でちょっと不安な点もありますが、それはリリースしてから怒涛勢いで治っていくでしょう。

そういった点はとりあえずおいておいて、メジャーバージョンアップによる新しい環境にいち早くなれるためにもRC0を早速入れてみました。

RC0の入手方法は

https://blog.xamarin.com/introducing-our-first-release-candidate/

ここから。

「Be First To Try Our New Release Candidate

ということなのでやっぱりトライしないとですね。

 

まずは、Windows版をダウンロードしてインストール。サクッと既存のXamarin 3が置き換わってくれます。もちろん、Visual Studio 2015のAdd-InもOK。

 

さて次はMac版。あれ?どうやってやるの?

とりあえずダウンロード。imgファイルなのでマウントして中のインストーラーを起動。

スクリーンショット 2015-10-09 1.37.46

さくさくーっと進みます。

 

さて、Xamarin 4で何が変わったかといえば、Windows上のVisual StudioからMac OSをビルドマシンとしてXamarin.iOSでビルドする時の流れ。

 

まず、Xamarin.iOSのプロジェクトを開くとビルドマシンとつなぎに行こうとすることがなくなりました。本当に必要最小限の接続になりました。

そして、従来であればMac OS側でアプリを立ち上げておかないといけなかったのが、Xamarin 4からはMac OS側でリモートログインの許可をしておくだけ。

スクリーンショット 2015-10-09 1.58.25

そうしておけば、あとはWindowsからMacsshでつなぐだけ、ファイアウォール越しでも22番ポートが空いていればいいので、自宅のMacOSをビルドマシンとして外出先でXamarin.iOSアプリを開発することだって可能です。

 

さて、Mac OS側にXamarinが入ってリモートログインの設定も終わりました。

Windows側でVisual Studioを立ち上げて…あれ……うまくつながりません。

 

そんな時は、Visual Studioの[ツール]-[オプション]でXamarinの設定を確認してみましょう。

Xamarin Mac Agentに接続先のMacを見つけさせて、Mac上のApple SDKの位置も(大抵は、/Applications/Xcode.app でOK)の位置も設定しましょう。

XamarinMacAgent

 

これが終われば準備完了。

Visual Studioで[ツール]-[iOS]-[Show iOS Simulater]をクリックすると間髪入れずにMac OS側でシミュレータが立ち上がるのは壮観です。

ぜひ、一度お試しください。