2013年最初の勉強会登壇は、富山で開催されたHokuriku.NET Vol.11です。
一言でいえば、鰤に翻弄され、はくたかに翻弄された遠征だったといえるでしょう。
初日:移動日
ドラマティックな展開は前日移動日であった金曜日から始まっていました。木曜日までにはなかった運休情報が金曜日の朝から次々と押し寄せてきます。
当初ルートの越後湯沢経由は、はくたかが徐々に止まりはじめ14時過ぎにははくたか全面運休です。
そうすると残るルートは
- 越後湯沢経由、在来線ルート
- 米原経由、しらさぎルート
- 京都経由、サンダーバードルート
の3択です。
EX-ICなどモバイル予約はあえてせず東京駅までいってみどりの窓口で職員の方に相談しました。
その結果、2番のしらさぎルートに決定。費用増は痛いですが一番止まらない可能性があるルートだとのことです。
そこであえて名古屋まではN700系で移動し、名古屋から米原は新幹線の各駅停車に乗り換える方法をとりました。
理由はもちろん電源の確保ですから窓側指定席を確保です。
名古屋駅新幹線ホームできしめんを食べ
米原駅で1時間待ちでしらさぎに乗車です。
でもここまで全然雪がなく、これは越後湯沢経由でもよかったんじゃないかな?って思いましたが、鯖江といえばメガネの町を通り過ぎるあたりから雪景色です。
そして職場を14時にでて実に8時間後の22時に富山駅到着です。
途中で一緒になった外の3人と一緒に遅い夕食を「鰤抜き」で食べてこの日はお休みなさーいとなりました。
勉強会当日
そして、クラウディアアンケートを作った時の作り方を急遽LTでお話しさせていただきました。構想はあったのですが実際にpptxは10分でつくったので、こちらはちょっと内容きれいにしたから公開したいと思います。
勉強会当日は滞りなくおわりました。
もちろん鰤もしゃぶしゃぶしました。
帰京日
天気も回復気味で、はくたかも通常運転しているので越後湯沢経由です。
このルートは遅れることがあるとのことでしたので、越後湯沢で1時間40分の乗り換えバッファを確保した移動スケジュールにして、11時前には富山を出発して13時くらいに越後湯沢着、14時43分に恵利語湯沢発という感じです。
この1時間40分のバッファがこの後すごい意味を持つとはこのときはまったく気配すら感じていませんでした。
すごい吹雪だなーなどと車窓を眺めていたら
突然室内灯が消えてしまった訳です。
まあ室内灯が消えても液晶の明かりで作業はできるので原稿書きを継続していたのですが、本来は160km/hで通過するトンネルの中の「美佐島」駅で緊急停車してしまいました。
列車内のアナウンスによると一時的な停電で列車に不具合が生じ、電源が入らないそうです。室内は非常灯がついていますが、暖房は停止で室温はどんどん下がってきますし、トイレも使えません。もちろんトンネル内なのでe-mobile、i-mode、docomo音声回線すべてアウトです。
それでもキーボードが光ることを良いことに原稿を書いていたのですが停車時間が40分を回ったくらいで今後のことを考慮してバッテリ温存のためシャットダウンしました。
停車したから1時間くらいで応急処置ではくたかの電源は回復してトンネルから出たところの「しんざ」駅まで移動させてそこで点検修理となりました。
駅につくと保守要員の人たちがだだだーっと走ってきて、もうこれはハリウッド映画だったら拍手喝采で「うぉー俺たち助かったんだ!」となってもおかしくないくらいです。
修理には30分くらいかかり、結局のところ定刻から1時間半遅れて越後湯沢につくことになるのですが、これはつまり越後湯沢での1時間40分のバッファが消えただけで当初予定通りの新幹線に乗車できるということになります。
このときすでに指定席もグリーン席も埋まっていましたので、振替で乗車した人たちはグリーン券を持っていようが指定席券があろうが全員自由席だったようです。東京駅についたときには窓口に差額返還の長い列ができていましたね。
ということで帰りは予定通りの予算と予定通りの時間に家についたのですが、トンネル内の出来事以降原稿が進まず間に合いそうになさそうな……今晩は徹夜かなというところでこのレポートの筆をおきたいと思います。