Microsoft Kinect for Windowsは、Microsoftによって作られたNUI型入力デバイスです。
そして、このデバイスを取り扱うためのライブラリがMicrosoft Kinect for Windows SDK (2012年7月時点の最新版はv 1.5)になります。
Kinect SDKはMicrosoftのサイトから無償でダウンロード可能で、
- Windows 7またはWindows 8
- Visual Studio 2010またはVisual Studio 2012(ともにExpressでも可)
- デュアルコア以上(Core i3は最低でもほしいかも)のCPU
- 4GBメモリ(カタログスペック推奨値ですが最低これくらい必要です)
などがあれば、あとはKinect for Windowsを購入すればいつでもKinectの世界に旅立つことができます。なお、Kinect for XBOX360にもKinect SDKは対応していますが、Kinect for XBOX360にはNearモードがないために一部使えない機能があります。
Kinect SDKのダウンロード
Kinect SDKの最新版は以下のURLからダウンロードできます。
http://www.microsoft.com/en-us/kinectforwindows/develop/developer-downloads.aspx
このURLからダウンロードするファイルは次の3つです。
- Step1. Kinect for Windows SDK
- Step2. Kinect for Windows Developer Tools
- language packs to enable speech recognition(ja-JP)
Kinectを接続
Kinectを接続するとWindowsがデバイスを認識してドライバの読み込みが始まります。ドライバの読み込みは少し時間がかかりますが読み込みが完了すればKinectのLEDライトが緑に変わります。
ドライバが正常にインストールできた場合にはデバイスマネージャーにKinect関連のデバイスが表示されます。
Kinect Explorerで動作確認
接続が確認できたらいよいよKinectアプリを動かしてみましょう。
そのためにはまずKinect for Windows Developer Toolkitを立ち上げてKinect Explorerをインストールしてください。
インストールが終わったら実行してみましょう。
左にRGBカメラの映像、右に深度カメラの映像、画面したにマイクアレイが捉えた音声検出状況が表示されています。
そして、RGBカメラと深度カメラにはともに骨格追跡でえられたボーンが描画されているのがわかります。