はつねの日記

Kinect, Windows 10 UWP, Windows Azure, IoT, 電子工作

LPI-JAPANの資料が恣意的な資料で情けなくなる

LPI-JAPAN OSS-DBの資格取得のメリットのWebサイトにあるグラフが結構酷いです。

http://www.oss-db.jp/merit/prospect.shtml#02http://www.oss-db.jp/merit/prospect.shtml#02

例えば

「増え続ける商用データベースからオープンソースデータベースへの移行」とのタイトルにあるグラフは
http://www.oss-db.jp/image/fig_prospect3.gif
となっています。これだけみると商用データベースが全然なくてPostrreSQLが圧倒的勝利のようにみえます。

問題なのはこのグラフの出典がIPAの「第2回我が国のOSS活用ITソリューション市場の現状と将来展望に関する調査(2008年度調査)」を元にしており、あくまでもオープンソースデータベースでのシェアではという点です。

つまり、じゃあどれくらい移行されたのかという推移すらも分からず、結果、現状のシェアは商用データベースも含めてどれくらいなのかもわからない状態です。

それになぜか2008年…。IPAからは2009年のもでているのになんで古い方をつかっているのでしょうね。でも最新でも2009年なんですね。今年は2012年なので2011年もしくはせめて2010年のものはIPAからでていないのでしょうか。

そして、これは半分あげあしどりですが「Post[r]reSQL」ではなく「Post[g]reSQL」です。

マイクロソフトもオラクルもPostgreSQLな人もみんな怒っていいレベルだと思います。

情報は正しく出してこそだと思います。OSSってまさにそういったインターネットの状況を最大限に利用できていると思うのです。そんなOSSなのになーというのが正直な感想です。