GPUを使って、Windowsの再生デバイスからの出力や、録音デバイスからの出力からノイズを除去してくれるNVIDIA RTX Voiceはとても優秀です。
GeForce RTXかQuadro RTXシリーズを搭載したビデオカードが必要ですが、それ以外のGPUでも動作します。実際、このブログを書くにあたって試した環境は、「GeForce GTX 970」な環境でした。
導入時のTIPSなどは↓のブログが詳しいです。
さて、ノイズリダクションといえばマイク(録音デバイス)に適用して、例えば、ZoomやTeamsなどのWEB会議でクリアな声を届けたり、音声認識の認識率向上に寄与するような利用シーンが多いかもしれません。
しかし、NVIDIA RTX Voiceは再生デバイスにも適用できますので、例えば、ノイズの多い動画を再生するときにクリア化が可能です。
NVIDIA RTX Voiceの画面でスピーカーに対して「Remove background nose from incoming audio」をチェックします。そして、Windowsのサウンドの出力に「Speakers (NVIDIA RTX Voice)」を指定します。
これで、スピーカーの音からノイズが消え去ります。
最初に紹介したブログには、意図的にノイズを入れた映像もありますので、上記の設定をしてから動画再生すると動画の中で「ノイズがあります!」と言っているところからもノイズが消えていることがわかります。
ぜひ、お試しあれ。