はつねの日記

Kinect, Windows 10 UWP, Windows Azure, IoT, 電子工作

ブランドとは会社名によるもの以外に、「個人事業」というくくりとしてのブランドも存在する

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例えば私はチェッカーにはできれば乗らない乗りたくない。非常に不愉快な思いを何度かしたからだ(該当記事中でも順位が低いのはきっとそういった点もあるのだろう)。宅配なら佐川だと身構えてしまうのを同じ理由。
個人タクシーは地域によって差が生じるので、きっとよく乗る人ならこの地域の個人タクシーは避けるというのとかありそうだ。

要は各社ブランドに(○○地域の)個人タクシーというブランドというどちらにしろ運転手個々人ではなく屋根の提灯の違いによるブランド競争といえるだろう。


サービスの均一化とは最低ラインの均一化及び底上げに他ならない。
そうなってくると個人ブランドの最低ラインというのは下の下である(会社タクシーならクレームによる会社からの指導はあるだろうから)事が予想できるので、個人タクシー間で自助努力が必要なのかもしれない。

以前、個人タクシーを利用した時に「このあたりのタクシーはあれなので、帰りも利用するならお電話ください」と名刺を頂いたことがあった。そのときは営業努力だと単純に思った(もちろん帰りも呼んで利用したが)が、もしかしたらこういったこともあるのかもしれない。

 

そういえばクレームの入れ先としてはタクシー近代化センター(この近代化というあたりにタクシー業界の闇を感じるのだが)があって、以前は、タクシー会社にクレーム入れても仕方がないのでこっちにいれるという話を耳にしたが、最近は日本交通グループなど上を目指す会社の登場でいい意味で会社にクレーム入れる効果があるような競争が生まれていそうだ。

 

個人タクシーも、uberなど使っているという個人の中でもあらたなブランドが形づくられ、それが会社ブランドよりも魅力的であるならば個人で戦うすべはありそうだ。
ただ、Webサービスにおけるサービス提供者のサービスレベルの均一化(最低ライン)は人気ブランドになると質の悪い連中も使い始めて往々にして落ちていくものである。

このあたりが個人タクシーが「○○さんのタクシー」という形で本当の意味での個人ブランドにまで昇華しきれていない感じを感じる。IT業界なら個人事業主に頼むみたいなくくりはなくて○○さんもしくは○○さんから紹介してもらった人への依頼になるだろう。いや、もしかしたら「○○さんのタクシー」ブランドは存在していて、なじみ客への営業だけで就業時間が埋まって生活できていて私の目に触れていないだけなのかもしれない。


もっとも会社方針で禁煙運転だとしても休息中に一服しているのか「禁煙車」表示であっても車内がたばこ臭いのは圧倒的に会社タクシーだ。個人の「禁煙車」だとドライバーも喫煙習慣がなくて休息中も一服していないので本当に社内にたばこのにおいがしないからいいなぁというときもある。このあたりも個人タクシーブランドの注目ポイントかもしれない。