Windows 8でMicrosoftアカウントを作成したことがありますか?
大抵は最初に起動するときにアカウントを作成するだけで「アカウントの追加」は行うことは少ないと思います。
もし、お子さん用にタブレットを購入した時は、ご自身のアカウントを作成(できればアルファベット記述のローカルアカウントを作成してからMicrosoftアカウントに切り替えてください)してから、[設定]-[PC設定の変更]-[アカウント]-[その他のアカウント]-[アカウントを追加する]-[お子様のアカウントの追加]でお子様のアカウントを追加してください。
[お子様のアカウントの追加]ダイアログは次のようになります。
このダイアログをみれば一目瞭然ですが次のような特徴があります。
- ファミリーセーフティ機能で活動レポートがメールでもらえる
- Outlook.com / Skype / SkyDrive / Windows Phone / Xboxのアカウントを同一にすることでそれらも対象に
- 子供用アカウントでは「ファミリーセーフティの監視対象のアカウントです」と要所要所で表示されます。
設定後はファミリーセーフティのサイトでさらに細かく設定ができます。もちろん子供ごとにです。
Webコンテンツの利用
時間制限
1日あたりの利用時間、時間帯制限の両方が行えます。
アプリの制限
デスクトップアプリの制限になります。ただしフォルダ単位での指定です。ちょっと面倒ですね。
ゲームの制限
これでCEROがあっていないゲームをXboxでやろうとしてもできません。
ストアアプリのゲーム分類のものがリストにのってきます。
電話でのダウンロード
電話は電話で設定できます。
リクエスト
リモートで「これ使いたい!」という子供からも依頼に許可が設定できます。仕事中でもWebだからばれませんw
今後、ネット上の犯罪はますます増えてくると思います。お子様を守る多段防衛の1つとしてファミリーセーフティの存在は心強いのではないでしょうか。
もちろん「お子様」属性として登録したアカウントはあとから「標準」や「管理者」などのアカウントに切り替えることもできます。「今日からこの端末の管理者はお前だ!」なんていう卒業イベントがあってもいいですよね。
これで使っているハードが、Windows RT機(現状で言えばSurface 2一択ですが)ならば、さらにITリテラシーの有無にかかわらず安心して使えますね。
おまけ:XPのようにサポート機関が過ぎても安心(かもしれない)
XPのサポート切れが騒がれていますが、Windows RT機で同じ状況ならばどういった事態が想定されるか考えてみましょう。
まず、更新が行われないので新しい機能、特にブラウザ関係が新しい技術に追従できなくなるでしょう。まあこれは「いまつかえているんだから」とか「ネットにつなげないから」なんてことを免罪符にしている人にとっては重要なことではないので、問題になることはないでしょう。
では、セキュリティホールが見つかったらという状況ですが、Windows RTであれば従来のウィルスは棲息できないため、踏み台にして他をアタックするような事例も含めて起こりえないでしょう。
もちろん、それで万全ということはありません。たとえば、Microsoft Officeなどデスクトップアプリは存在して動作するので、なんらかの方法で掻い潜る方法が見つけ出されるかもしれませんが、たぶん、MSの署名とかが流出しないと難しそうですよね。