元ネタ→Windows 9 は2015年に登場?:Microsoft の Windows 9 を無料化すべきだと考える10の理由 - インターネットコム
OSが新しくなるとある程度の間隔で新ハードを買わないといけない。自作すらできないAppleのOSが無料になったというだけで本当にシェアがのびているの?
少なくともOSが無料でもそれを動かすハードが有料だとしたら、ハードの価格という点は意味があってもその中のOSの価格まで気にするかなぁと思うのですよ。
そりゃー、ハードベンダーさんへのWindowsの価格というのがハードに含まれていると思うけど、それがそんなに高いとは思わないのです。
じゃあ、旧OSからの乗り換えようとしたときにOSが無料ならば乗り換えが進むかといえば、元ネタの記事によると
「昨年の11月、NetMarketShare は Apple の無料の OS 「Mavericks」が、すでに11%の Mac で実行されていると発表した。これは、Mountain Lion 導入時のペースを大きく上回っている。」
というくらいみたい。まあ、旧OSから新OSへの乗り換えが多ければ新OSのシェアが伸びたようにみえるけど、(新)自分で(旧)自分を食べているだけなんですよね。
きっとWindowsを無料にしたとしても、新しいWindowsが動かないような古いハードを持った人はわざわざ新ハードを買ってまで乗り換えないだろうし、 もし、Windowsが無料になったとして、過去のハードでは新しいOSが動かなくなるまでの期間が短くなるならますますWindows使う人は少なくなってしまうような気がするよ。
そんな昔のハードのままの人のOSのサポート費を少しでも負担するのは嫌なんだけどね(でも、XPがどのうのこうのっていってるのってそういうことだよね。もっとサポートしつづけろみたいな)。
具体的には記事で言及されていないけど、MacOSのシェアが果たして伸びているかといえばそんなことはないと思うですよね。だから、MacOSが無料だから / Windowsが有料だからという単純な構造じゃないと思う。
例えば、iOSのアプリ作りたかったらMacOS動くApple製のPCを買わないといけないし、Apple製のPCかったらWindows動くしというのも一因としてあるはず(少なくとも私はこの目的でMac Miniあたり買いたい)。
汎用機がおわってPCになったときと同じようなことが起こり始めていると思うし、では、タブレットかといえば、情報消費端末としてはいいけど、情報生産端末としてはやっぱり大画面欲しいしマルチモニタ欲しいし、キーボードも欲しいから、きっと本当にPCが必要な層のポストPCというのはPCなんじゃないかと思ったりもします。
ちょっと話しが拡散しちゃいましたが、元記事で注目すべきは最後の1つ。Office 365にWindows 9を添付というアイデアです。
Office 365はWebベースでも使えますがWindows用のOfficeの使用権もついてきます。つまりWebベースじゃなくて電波のないところでも使おうと思ったらWindowsが必要なんです。
MacOSのVMでも、(あるかないかわかりませんができたとしたら)ChromeOSやIntel AndroidなどIntel系OSで動作するVMにはWindowsを動かせるようにしておいて、そこでOfficeを使うときにはWindowsがインストールされるようにしてしまうのはどうでしょうか。もう、クライアントOSのシェア争いとかとは違う次元にいてしまえばいいじゃないかと。
これこそ、世界中のすべてのデバイスでWindowsが動くということになるような。
あとは、Visual Studioで、iOS用、ChromeOS用、Intel Android用のアプリをVB.NET/C#で組めるようになればそれでいいじゃないですかねー。