Windows Phone 8 SDK Advent Calendarの12月04日分です。
Windows Phone 7.5用のSDKはVisual Studio 2010もしくは添付のExpressで動作しました。またエミュレーターを使うのもそれほど敷居は高くありませんでした。
Windows Phone 8 SDKもほほ同じ要件で稼働ができるようになっていますし、Windows Phone 8 SDKでWindows Phone 7.5アプリも作成できます。
また、Windows Phone OS 7.1 (ややこしいですがWindows Phone 7.5のOS) 用で作成すれば、Windows Phone 7エミュレーターが動作します。
よって、Windows 7 + Visual Studio 2012 (含むExpress for Windows Phone) でアプリを作ることができそうですが残念ながらSDKがインストール時にOSバージョンチェックをしているため、Windows 7にはインストールできません。
それには(ちょっと納得がいかないのですが)理由があります。
プロジェクトのプロパティで対象のWindows Phone OSを変えてみましょう。
そうするとWindows 8でもCore 2 Duo世代などでは、デプロイ先が「デバイス」になってしまいます。
これは、Windows Phone 8 SDKのエミュレーターがHyper-V上の仮想マシンで動作しているからです。クライアントHyper-VのWindows 7版ありませんし、CPUがSLAT対応していないといけないため結果的にこのような形になっています。
では、デプロイ先をDeviceにしたまま実機をつないで動かしてみましょう。
Windows Phone 8 SDKからはZuneが要らなくなったので非常に簡単に実機デバッグできます。
「Windows Phone 7.5アプリがコードを一行も変えることなくWindows Phone 8として動作しています。」
もしかしたらかなり幸運なことなのかもしれませんが、こういうこともあるのですね。