Hinemosは、マネージャー、クライアント、エージェントから構成されている管理ツールです。
マネージャーが実際に管理を行い、クライアントはマネージャーで管理するためのGUIツール、エージェントは各端末から情報をマネージャーに吸い上げたり、マネージャーからの命令に従って動作したりする構成になっています。
エージェントの稼働環境はRHEL5/6、Oracle Linux 5/6、Windows Server 2003/2003R2/2008/2008R2、Solaris 10/11、HP-UX 11i v3、AIX 5L 5.3/6.1/7.1
マネージャーの稼働環境はRHEL6/Oracle Linux6のみ、
クライアントの稼働環境はWindows 7/Windows Server 2008 R2のみ
という稼働環境になっています。
クライアントもHinemos監視下にするには、クライアントにもエージェントを入れることになるのですが、Windows Server 2008 R2へのエージェント導入は、インストールマニュアル通りでは成功しません。
インストールの最後に「here is a problem with this Windows Installer package.」とでてインストールできないのです。
Hinemosのサイトから問い合わせたのですが解答は、
「こちらの問題に保守サービスとして対応は、パートナ企業様へご相談頂く」
とのことで、要は稼働環境にのっている環境にインストールすらできない製品の保守をむすべ(もちろん有償なのはいわずもがな)というわけです。
「おまえ、こんな管理ツールで大丈夫か?」
という気分です。
さて、この問題の解決方法がやっとわかりました。
ダウンロードしてきたエージェントのHinemosAgentInstaller-4.0.1_win2008server_64.msiを使ってインストールするときにダブルクリックではなく右クリックから「互換性のトラブルシューティング」を使って互換性チェックしながら自動対策しつつ実行すればインストールできます。
しっかり「互換性がありません」と表示されるwww
よくこれで稼働環境ってかけるなーという気持ちです。
保守サービス締結して解決方法がこれだったら…
このようなエントリを書くと「Windowsにも対応してやってるんだから」的な勘違いコメントを頂くこともあるのですが、「HinemosクライアントはWindowsだけですから、残念っ(古い)!OSSの保守保守ほしいほしい切りっ!」
ついでにと元にあったWin7(x86)にHinemosClientInstaller-4.0.1_win7_32.msiをダブルクリックでインストールしてみましたが、こちらは問題なくインストールできますね。