はつねの日記

Kinect, Windows 10 UWP, Windows Azure, IoT, 電子工作

Windows Azure Mobile ServicesのカスタムAPIをVisual Studioで開発するには

前回のエントリで、Windows Azure Mobile ServiesにカスタムAPIを実装してJavaScriptで処理がかけることをご紹介しました。

Windows Azure管理ポータルの操作性もいいので、ちょっとしたものであればポータルでカスタムAPIを記述してしまってもいいのですが、できればVisual Studioで記述したいところです。

もちろん、Visual StudioにはWindows Azureを管理するための機能が用意されています。それが、サーバーエクスプローラーです。

image

しかしながら、この機能を使って

Windows Azrue Mobile Servicesの標準スクリプトのカスタマイズはできますが、カスタムAPIの管理はできません

でした。

 

Visual Studioから初めてWindows Azureに接続するためにはサブスクリプションの証明書を取得しておく必要があります。

そのためには、[Windows Azure]ノードを右クリックして[サブスクリプションの管理]メニューを選択します。

image

 

管理ダイアログが開いたら、まずはWindows Azureの管理用アカウントでサインインしましょう。

image

 

サインインができたら証明書をインポートします。

image

 

[インポート]ボタンをクリックしてインポートダイアログを表示したら「サブスクリプションファイルのダウンロード」をクリックします。

image

 

自動的にブラウザが表示されて必要なファイルのダウンロードが行えます

image

 

あとはインポートダイアログでダウンロードしたファイルを指定すれば接続ができます。

image

 

設定が完了すれば、サーバーエクスプローラーの[Windows Azure]ノードに様々な機能が子ノードとして表示されます。

image

 

そこで[モバイルサービス]ノードを開いて、カスタムAPIが指定されたサービスを開いてみましょう。

image

[テーブルの作成]メニューはありますがカスタムAPIの作成メニューはありませんし、事前にカスタムAPIを作成していた場合でもノードのどこを開いてもカスタムAPIは表示されません。

 

もちろん既存テーブルの「delete.js」「insert.js」「read.js」「update.js」は編集できます。

image

しかもインテリセンスまで聞いてメソッドやプロパティの候補まで表示できます。カスタムAPIではなく標準APIの中でカスタム動作させるのならば、非常に強力な環境になります。

 

編集が終わって保存すればローカルではなくWindows Azrue側に保存できます。

image

 

 

だからこそ同じような感じでカスタムAPIが編集できればいいのですが、2014/02/03時点では無理のようです。

しかし、月刊Azureともいうべきペースで更新されているAzureなのでどこかでカスタムAPIも扱えるようになることを期待しましょう。