はつねの日記

Kinect, Windows 10 UWP, Windows Azure, IoT, 電子工作

インターネットにつながなきゃ安全?

XPの期限切れはもうかなり前からアナウンスされていましたが、いよいよせっぱつまってきて、焦ってOSアップデートをしたり、他のOSに乗り換えたり(XP使いづつけちゃうところが他のOSに乗り換えられるのか疑問なんですが)、逆切れしたりと様々な反応がネット上でにぎわいを見せています。

 

そのなかで「インターネットに接続しなければXP使い続けても安全」だと言い切ってしまう見解があるのですが、なぜ、言い切ってしまえるのか非常に興味深く思います。


外部媒体、外部ネットワーク接続などウィルス侵入経路をすべて遮断できたとすれば、ウィルス感染のリスクも、感染源となるリスクも極端に低くなります。もちろん、アプリのインストールとかも避けなければなりませんし、文書ファイルも外部とやり取りしないということになります。
これをもってセキュリティに安全かといえば安全なのかもしれません。
しかしながら、外部とのやりとりがないというのに合致する業務ってあるのでしょうか。というか、そんなシステムを維持することに価値が見いだせる状況ってあるのでしょうか。

例えば、地方自治体とかであれば、他の自治体との連携もあるでしょうし、インターネットによる情報発信もあるでしょう。そういった外部とやりとりするPCとのやりとりもできないとなると、メールを印刷してXP側で一太郎で打ち込んで印刷してそれをFAXするとかなのでしょうか。

そんな非効率的な業務を強いられるコスト、そのような環境を維持し続けるコスト、そしてそのような環境でしか作業できないための損失、そういったものを考慮してでも、本当にそのままでいいのでしょうか?