2012年の前半はほぼKinet一色、中盤以降はWindowsストアアプリ、一年を通してはWindows Phone 7.5 という一年でした。
2012年の勉強会登壇について
その傾向は勉強会での登壇内容にも現れています。2012年は勉強会などで13回の登壇を行いました。
- 2012/01/21 わんくま同盟「Windows Phoneのセンサー」
- 2012/02/17 Developer Summit ライブコーディング「Kinect賞」受賞作発表
- 2012/03/31 Silverlightを囲む会「Silverlight的なコードってなんでしょう」
- 2012/04/07 Codeseek「KinectプログラミングStepByStep C#&VB」
- 2012/04/18 Windows Phone Arch アイデアソン「はじめてのWindows Phoneアプリ入門」
- 2012/04/23 Windows Phone Arch 「5分でわかるWindows Phone開発」
- 2012/05/19 技術広場.net「Windows Phone 超入門」
- 2012/06/09 Community Opne Day 2012「Kinectプログラミング入門」
- 2012/08/04 こみゅプラス「Kinect使いのいろは」
- 2012/08/25 .NETラボ勉強会「Kinectで始まる仮想現実の世界」
- 2012/09/01 クラウドごった煮「Windows Azure x Nifty Cloud」
- 2012/09/08 静岡ITPro勉強会「Kinectで始まる仮想現実の世界」
- 2012/11/03 プログラミング生放送「空のテンプレから始めるWindows8ストアアプリ」
毎月1回登壇という目標は厳密には達成しませんでしたが平均月1回というのはほぼクリアできたのではないでしょうか。
それ以上にうれしいのは初めて登壇させていただけたところが多数あるところです。これは意識して積極的にいろいろなコミュニティに参加しようという思いが実現できたという事と同時に、読んでいただいた関係者の方々がいなければ実現できなかったと思います。
Kinectについて
思えば、2012/02/17のDeveloper SummitのライブコーディングにWindows Phoneアプリでエントリーしつつ、実施要項の「Windows Phone [と] Kinect」の「と」を「And」と解釈して、もともと興味はあったのですが未着手だったKinectのアプリを作成したことがKinectにのめりこむキッカケだったんですよねー。なんといってもKinect SDKインストールしたのが会場に向かう山手線の中でしたし。そこからサンプル解析して2日間(ノー残業)でWindows Phone + Kinect + Azureを使った親子じゃんけんアプリを作成した経験が実は年末のあのアプリに生きていたりもします。
またそういったご縁もあってか(というかKinectの書籍かきたい!と言いまくっていた甲斐もあってか)、
「Kinectソフトウェア開発講座」の監修に関わることができました。
この本は翻訳本ですが、翻訳本独特の言い回しや文化的背景の違いがなくなるように監修したので、普通の翻訳本よりも理解しやすい内容に仕上がっていると思います。と、同時に章の進め方やサンプルの内容など海外本の良さももちろん消さないように注意しましたので、日本の技術書っぽくない技術的難易度のステップ設定や話の展開も楽しんでいただけると思います。
なお、原書はC#で記述されていますが、監修にあたっては本文同様に日本語対応を行っており、同時にVisual Basicでのサンプルも同封してあります。Visual BasicでのKinect情報はC#に比べて少ない傾向にありますが、本書サンプルでは両言語のサンプルを並べて比較することで言語間の違いや特徴などの知識も身に着けられるようになっています。
そういえば本の監修も初経験だったんですよねー。監修の域を超えて力入れすぎといわれてますがw
Web掲載について
2012年もCodezineさんでグレープシティさんのコンポーネントを使った連載を続けることができました。今後も新製品を単純に紹介するのではなく、システム構築時の目線を少しでもとりいれられたらと思っています。この連載内容についてはかなり自由に書かせていただけていてすごく感謝しています。
- Codezineの連載
PlusPakのプロパティマネージャアドインで、急なUI変更に対応しよう
GcStylePlusコンポーネントで統一感あるUIを作成しよう
スマートフォン開発にも、市販コンポーネントパワーを注入!(前編)
市販コンポーネントパワーで、スマートフォン開発!(後編)
市販コンポーネントでアプリをさらに実用的に! ~ComponentOne Studio for Windows Phoneを活用したアプリ例~
画像処理ができるWindows Phoneアプリケーションを作ろう
XapOptimizerでWindows Phoneアプリの使用リソースを最適化しよう
ASP.NETにWijmoの表現力を取り入れて最新Web環境を手軽に構築する
ActiveReports+WebMatrix 2を使ってWindows Azureで簡単PDF出力
いよいよ登場! WPFをブレイクスルーする魅惑のコンポーネント「SPREAD for WPF 1.0J」 - 日経ITPro短期連載
もう一つのWindows Azure「FGCP/A5」-全5回
また、大きなところでは初めて日経ITProに執筆、しかもFGCP/A5について執筆できたことも大きかったです。
Windows Phoneアプリについて
- 2012/04/05 ClipMP4 for Windows Phone
- 2012/06/01 Nice Curry for Windows Phone
- 2012/06/06 Punch Out
- 2012/06/07 Nyacrosoft Nyaface
Windowsストアアプリについて
コミケについて
自分のサークルとして、夏コミ、冬コミともにサークル参加できて、なおかつ、それぞれ新刊を出すことができました。執筆し寄稿してくれた作者のみなさん、本当にありがとうございます。おかげさまで「わんくまさん?」も9冊目になります。
冬コミことコミックマーケット83では、マイクロソフト企業ブースでつかうアンケートアプリを提供し「稼働対応」と称してマイクロソフト企業ブースのお手伝いもできました。まがりなりにも何回もコミケに参加し、どういった体験(エクスペリエンス)を期待されているのか、というか自分が期待しているのかを踏まえて、少しでも参加者全ての方が楽しめることに助力できたと思います。
2013年抱負
2013年は、Windows Phone 8、Windowsストアプリ、Kinectの3本柱に加えて、クラウド関連のITPro的な情報発信もしていきたいと思っています。
もちろん、ブログなども重要な発信源ですが、できれば、2013年も勉強会での登壇ができたらと思います。
新しいコミュニティでの登壇もですが、以前登壇したところも2度目、3度目の登壇をしたいと思います。
コミケについても年2回の新刊と共に、また、マイクロソフトさんが企業ブースを出展するのであればなんらかの形で関わりたいと思います(これには、C83でマイクロソフト企業ブースに来られた方からの「初音がいてよかったんじゃね?」的なフィードバックによる後押しが必要ですw)。
4月にMicrosoft MVPの更新ができるかどうかはまだ定かではありませんが2012年の活動に対するマイクロソフト米国本社の評価という意味で結果が楽しみです。