はつねの日記

Kinect, Windows 10 UWP, Windows Azure, IoT, 電子工作

Kinect for Windows SDK 1.6

http://www.microsoft.com/en-us/kinectforwindows/develop/developer-downloads.aspx

Kinect for Windows SDK 1.6、Kinect for Windows Developer Toolkit 1.6がリリースされました。

このリリースの目玉はVisual Studio 2012とWindows 8 デスクトップに正式に対応したこと、と、いっても1.5でも動作していたのでお墨付きという話。あくまでもデスクトップでWindowsストアアプリ(WinRT)対応ではありません。

  • Accelerometer Data APIs
    Kinectの加速度センサーの値が取れます。これによりKinectの傾きが取得できます。
  • Extended Depth Data Is Now Available
    4mを超える距離のデータが取得できます。しかし、距離に比例して解像度は悪くなります。
  • Color Camera Setting APIs
    RGBカメラのホワイトバランス、コントラスト、色合い、サチュレーション、および他の設定について微調整できます。
  • More Control over Decoding
    ColorImageFormatにRawBayer Resolutionsが追加され、RAWデータからRGBへの変換にGPUを使うように指定できます。
  • New Coordinate Space Conversion APIs
    color、 depth、skeletonに、全体を取得するAPIと個々の画素を取得するAPIが追加されました。
  • German Language Pack for Speech Recognition
    Speech Recognitionの言語パックにドイツ語が追加されました。
  • Infrared Emitter Control API
    赤外線エミッターをオンオフするAPIが追加されました。今までは赤外線エミッターがコントロールできず常にオンでした。
  • The Infrared Stream Is Now Exposed in the API
    ColorImageStreamとして赤外線ストリームを受け取ることができます。赤外線ストリームの結果はグレースケールとして取得できます。
  • Support for Virtual Machines
    Hyper-VVMWareParallels上のVM環境での動作保証が追加されました。
  • 上記新機能に関するサンプルが追加されています。

なお、Speech周りについてはv11.0で変更はありません。