はつねの日記

Kinect, Windows 10 UWP, Windows Azure, IoT, 電子工作

Kinectソフトウェア開発講座

ここ数か月ずーっと取り組んでいたKinect本がいよいよ2012/08/30に発売になります。

kinectCOVER

表紙をご覧いただくとわかるように発売された当時に日本でも話題にする人もいた話題の書「Beginning Kinect Programming with the Microsoft Kinect SDK」翻訳本です。なのでもちろん著者ではなくて監修になのですが、原書がSDK1.0ベース(どうやらSDKベータに書き上げたものをSDK1.0が出たのに合わせて改定してのようです)なのに対して本書はすべてSDK1.5ベースを前提として翻訳して頂いた内容をかなりブラッシュアップさせて頂きました。

  1. はじめに
  2. アプリケーションの基礎
  3. 深度画像の処理
  4. 骨格追跡
  5. 高度な骨格追跡
  6. ジェスチャー
  7. 音声
  8. 応用編
  9. Kinect SDK 1.5に搭載された機能

もちろん、参照しているSDKのバージョンもすべて1.5に変更してコンパイルして動作確認しています。

動作確認ついでというのも変ですが、Samsung Series 7 Slate XE700T1A-A02に入れたWindows 8 Release Preview + Visual Studio 2012 RC(.NET Framework.NET Framework 4.0)での動作確認も行っています。動作確認にあたっては、その立ち姿のボーンの綺麗さがすばらしいなるちゃんにお願いし、もちろん本書内の動作画面もすべて撮りおろししております。

原書でのサンプルコードはC#のみでしたが、もちろん、私の大好きなVisual Basicのサンプルも書き起こして利用できるようになっています。これは原書にはない本書だけの特典です。

また、内容についてもKinectの深度データはメートル法で返却してくれているのに原書ではわざわざフィートやインチに変換していましたので、このあたりもメートル法前提の本文とプログラムコードになっています。

このように一部サンプルとして取り上げている題材がUSちっくな部分もありますが、単純な翻訳ではない、日本のKinect開発者にあった内容に監修できたのではないかと思います。正直、こんなに治しちゃっていいものなの?という不安が頭をよぎったりもしていました(笑)。

 

本文中の説明と矛盾してないかチェックしながらだったのでC#のコードをかなり読み込みました。おかげさまでVBと同じくらいC#も読み書きできるようになった気がします。

 

Amazonさんをはじめ予約も始まっているようです。よかったらぜひご購入いただければと思います。